井戸田 善之 Yoshiyuki Itoda

井戸田 善之

コントラバス

東京都生まれ。15歳よりコントラバスを始め、中博昭、故江口朝彦、故小野崎充、ロドニー・ストラフォードの各氏に師事。1979年NHK交響楽団に入団。37年にわたりNHK交響楽団コントラバス奏者として活躍し、2016年に同団を定年退職。
在職中よりオーケストラ活動のほか、室内楽、ソロの分野でも緻密で深い表現力を持つヴィルトゥオーゾとして活躍。L.シュピーラー、W.ヒンク、K.グロート、R.ナストゥリカ、O.オットー各氏、パノハ弦楽四重奏団、カルミナ弦楽四重奏団等、世界的に著名な演奏家と数多く共演し、いずれも高い評価を受けている。また著名な指揮者との交流があり、特に、V.ゲルギエフ、H.ブロムシュテット両氏との親交には厚いものがあり音楽的にも強く影響を受けている。
1987年からは「N響メンバーによる奏楽堂コンサート」を主宰し、既に60回を超えるコンサートを企画し、中でも、J.S.バッハのブランデンブルク協奏曲全曲演奏会を25年間毎年開催している例は世界的にも類を見ない。
近年は指揮活動にも注力。国際交流プロデューサー小澤優子氏主催の文化交流サロン・オーケストラでは、10年にわたり世界20ヶ国以上の音楽を指揮し、文化交流への貢献で各国大使館から賛辞を受けている。2017年に設立した、オルケストル・サン・フロンティエールの音楽監督・常任指揮者に就任。本年3月に、アンサンブル神戸の定期公演を指揮。また多くのアマチュアオーケトラの指揮・指導にあたっており、プロ・アマを問わず、多くの熱烈なファンを獲得している。